8/26(土)7時現在
台風10号が九州に近づいています。
これまで本州に接近する台風は、右にカーブして太平洋方面に逸れていましたが、今回は九州西南部、四国に接近しながら、関西、東海地方を直撃し、列島を縦断しそうな予報が出ています。
この記事では、
・直撃する際の強さ
・進路予測
・サンサンという名前の由来
についても調べてみました。
ルート上の皆様は早めの対策と準備を。どうかご安全に。
台風10号強さ予測
気象庁の予想では、九州に一番接近すると予想されている日(8/29 火 3時)の強さは
「強い」との予測で、950hPaの予測となっています。
最大瞬間風速60m/hとかなり強い風に警戒が必要です。
最大瞬間風速50m/s(180km/h)以上という非常に強力な風は、さまざまな深刻な被害をもたらす可能性があります。以下はその代表的な例です:
1. 建物の損壊: 屋根や壁が吹き飛ばされる、窓ガラスが割れるなど、建物に重大な損傷が発生する可能性があります。特に古い建物や耐風設計が施されていない建物は、倒壊の危険性があります。
2. 電柱や木の倒壊: 強風により電柱が倒れたり、電線が切れたりすることがあります。また、樹木が根元から倒れたり、太い枝が折れたりする可能性があります。
3. 車両の横転や移動: 停止中の車両が横転する、あるいは強風により移動してしまうことがあります。特に大型車両やトラックは風の影響を受けやすいです。
4. 飛来物による二次被害: 強風によって瓦や看板、家具などが飛ばされ、人や建物に当たることで、さらに被害が広がる可能性があります。
5. 停電や通信障害: 倒れた電柱や切れた電線の影響で、広範囲にわたる停電や通信障害が発生することが考えられます。
6. 交通網の麻痺: 強風により道路や鉄道が閉鎖されたり、飛行機や船の運航が中止されることがあります。これにより、人々の移動が制限される可能性があります。
このような強風が予測される場合は、早めの避難や十分な対策が必要です。
8/28(水)〜29(木)は、
九州は要警戒です。
台風は進行方向の右側がとても風が強くなります。
台風の進行方向、目から右側を通過予報の地域の皆様は厳重に警戒してください。
予報では、九州地方に上陸した後、勢力が弱まり、関西地方を過ぎる頃には暴風域も消滅、移動速度を速めながら北上し、日本列島を縦断する予報となっています。
暴風域を伴っての首都圏への直撃は無くなったようですが、最新の予報にご注意ください。
米軍予報含む進路
米軍予報も、九州への台風の直撃は気象庁と似たような予測になりました。
アメリカ海洋大気庁が発表するGFS天気予報モデル、米軍予報、気象庁もほぼ同じルートを予測してきました。
早めの対策と準備をしながら予報にご注意ください。
台風10号サンサン名前の由来
今回の10号「サンサン」Shanshanの名前は、香港(18番目)による命名で、意味は「少女の名前」だそうです。
ちなみに11号が発生すると、日本による命名で「ヤギ」になります。星座の名前から採用されているそうです。
台風情報サイト
\台風の最新情報は下記一覧の信頼できる機関もご参考に/
サイト名 | 特 徴 |
---|---|
気象庁 | 日本の気象庁の公式ウェブサイト。台風情報や進路予測、警報・注意報などを提供。 |
ウェザーニュース | 天気予報、災害情報、台風情報などを提供する日本の気象情報サイト。3本の進路予測が便利。 |
tenki.jp | 天気予報、台風情報、天気ニュースなどを提供する日本の気象情報サイト。 |
ヤフー天気 | 天気予報、台風情報、災害情報などを提供する日本の気象情報サイト。 |
ウェザーマップ | 台風情報や進路予測、気象レーダーなどを提供する気象情報サイト。 |
豪雨の時など、急激な水位上昇で下水管が満水となり、下水が逆流してトイレや風呂場、洗濯機の排水口などから水が吹き出ることがあります。その場合は、ビニール袋に水を入れた「水のう」を置くと効果があります。台風の接近に備え、まず「できることから始めて」被害を防ぎましょう。 pic.twitter.com/oZ9i8OEtrZ
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) August 14, 2024
警視庁警備部災害対策課さんのポストは災害時に役立つものが多いです。X(旧ツイッター)をされている方はフォロー推奨です。
過去 九州を直撃した直近の台風
• 台風番号: 台風15号(国際名:Talas)
• 発生期間: 2022年9月23日~9月25日
• カテゴリー: 強い台風(発生当初は熱帯低気圧として発生し、後に台風に発達)
進路と影響
台風15号は、2022年9月23日に日本の南方で発生し、9月24日にかけて九州地方に接近しました。台風は九州南部に影響を与え、特に宮崎県、鹿児島県、熊本県などで強い風と大雨をもたらしました。
被害
• 風害: 風速25メートル以上の強風が観測され、木の倒壊や屋根の損傷などが報告されました。
• 降水量: 九州南部を中心に記録的な大雨が降り、局地的には1時間に100ミリを超える猛烈な雨が観測されました。
• 洪水・浸水: 河川の増水や浸水被害が発生し、特に宮崎県や鹿児島県では多数の住宅や道路が浸水しました。
• 停電: 風の強さや雨の影響で、大規模な停電が発生し、復旧までに時間を要しました。
その他の影響
• 交通: 台風の接近により、航空便の欠航や鉄道の運休が相次ぎました。また、高速道路も一部で通行止めが発生しました。
• 避難勧告: 一部地域では、土砂災害や河川の氾濫が予想され、避難勧告や避難指示が発令されました。
台風の弱まりと消滅
台風15号は、九州に上陸後、次第に勢力を弱め、9月25日には温帯低気圧に変わりました。
この台風は、九州南部を中心に強い影響を与えましたが、日本列島全体に広範囲で風雨の影響をもたらしました。特に九州地方では、台風に対する備えや迅速な避難行動が重要であることを改めて認識させられる出来事となりました。
今回の台風もルートがかなり似ています。
台風15号(2022年)の中心気圧は、1004 hPa でした。これは、台風としては比較的弱い部類に入りますが、それでも強風や大雨をもたらし、特に局地的な被害が発生しました。
最大瞬間風速は、約30m/s でした。この強風により、木が倒れる、屋根が飛ばされるなどの被害が発生しました。特に台風の進路にあたる九州南部では、強風による影響が顕著でした。
今回の台風は22年の台風よりもかなり強いです。九州の皆様は厳重な警戒をお願いします。
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