台風12号が発生しましたが、11号同様日本には大きな影響を与えそうにないです。
そんな中、気象庁が台風発生前の情報などを議論して見直しに向け検討中とのニュースがありました。
気象庁は4日、台風に関する情報発信を見直すために設置した有識者検討会の初会合を開いた。台風になりそうな熱帯低気圧について、現在は発生24時間前としている発表を前倒しすることや、円形で表している風速25メートル以上の暴風域をより実態に近い形にすることなどを検討し、新しい情報の形式や発信の仕方をまとめる。
引用元 https://news.yahoo.co.jp/articles/e2f3f36478b1e899622467a5ce7e2aa68eecfff6
詳しくは気象庁のHPにて。
実際、他国の気象監視団体などは5日先の予報を出しているので、合わせてくるのでしょうか?
(ヨーロッパもアメリカの予報も長期予報は大概当たりませんが・・)
今回の記事は、
9月の沖縄にどれだけ台風が来そうか?を、過去の9月台風のデータと、地元民の肌感を参考にして考えてみました。
(予報でも予測でもありません)
過去10年間で9月に沖縄本島に影響を及ぼした台風
過去10年間で9月に沖縄本島に影響を及ぼした台風の最大瞬間風速と中心気圧(hPa)を示します。
具体的な数値は台風によって異なるため、以下の情報は各台風のピーク時のデータを参考にしています。
年 代 | 台風番号 | 台風名 | 最大瞬間風速 (m/s) | 中心気圧 (hPa) |
---|---|---|---|---|
2014年 | 台風第18号 | ファンフォン | 75 | 915 |
2015年 | 台風第21号 | ドゥージェン | 55 | 915 |
2016年 | 台風第16号 | マラカス | 60 | 900 |
2016年 | 台風第18号 | チャバ | 55 | 905 |
2017年 | 台風第18号 | タリム | 60 | 935 |
2018年 | 台風第24号 | チャーミー | 65 | 915 |
2019年 | 台風第18号 | ミートク | 50 | 965 |
2020年 | 台風第12号 | ドルフィン | 40 | 985 |
2021年 | 台風第14号 | チャンパカ | 50 | 975 |
2022年 | 台風第12号 | ムーラン | 40 | 985 |
一番強烈だったのは2014年の台風18号ファンファンで75mの最大瞬間風速、2016年の16号マラカスの900hPaも強烈でした。
ちなみに、台風による特別警報が出る基準は中心気圧930hPa以下とされています。
台風の中心気圧の最低記録は、1979年10月に発生したティップ(TIP)台風20号で、中心気圧は870hPaでした。このときの最大地上風速は約72m毎秒でした。
デイゴやトンボの沖縄台風迷信
・デイゴが咲き狂うと台風の当たり年
・トンボがたくさん飛んでいると台風が来る
沖縄県民や出身者なら聞いた事があるのではないでしょうか?
迷信の類ではありますが、私も結構信じていました。。
科学的な因果関係など調べてくれる人いませんかね?(汗)
という、迷信を信じるのであれば、
定点で観測しているデイゴはいつもと同じくらいの咲っぷりだし、今の所トンボの大群も見ていないので、9月は台風あまり来ないかな?
と、勝手に思っております。
海外の台風13号予報
世界の主な気象観測機関は以下のとおりです。
ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)
GFS(アメリカ海洋大気庁)
ICON(ドイツ気象局)
MSM(気象庁)
JTWC(アメリカ・ハワイの米軍合同台風警報センター)
日本の周りの気象に関しては、気象庁とJTWCの方が精度が高いと考えています。
(他にもイギリスとかありますが、当たりません。。)
上4つはWindyが使用しているモデルとなります。
いわゆる米軍モデルはJTWCです。
各国14号予報
以下は、9/14の予報となります。
台風13号Bebinca(バビンカ)(予定)が沖縄本島に近づいています。
この予報通りだと、とんでもない強さの台風が沖縄本島に直撃することになりますが、、、、
いつも通り右に逸れて行ってくれることを願います。
まぁ、多分この予報も当たりません。
ちなみに、Bebinca(バビンカ)という名前はマカオによる命名で「プリン」という意味。(可愛らしい・・)
このとおり、海外で9日先の予報が出せるなら、日本の技術を持ってすれば同じ時期の予想はできるのでは?
と考えております。
その為には衛星の打ち上げなど、いろいろあると思いますが、精度の高い予測が出来るなら頑張って欲しいものです。
地震と違って台風は予測が可能で、被害を抑えることができます。
地元民に聞いてみた結論
よく「9月は台風の多い月」と言われたりしますが、地元民的にはそういう感覚はあまりないそうです。
あくまで感覚的にですが、やはり一番多いのは8月。9月は残り物がチョロチョロという感覚だそうです。
過去10年の統計的にも、沖縄影響を及ぼした9月台風は10個だけなので、その感覚はあながち間違っていないかと思われます。
ただし、9月後半や10月に来る秋の台風はかなり強いという感覚もあるようなので、最新の台風情報には、お気をつけを。
最近、よく地元民から聞かれますが、
昔と違って台風の発生場所と進路が明らかに変わってきている
との事。
変化については、温暖化や海水温の影響だと思いますが、たまに沖縄近海も台風で海水をかき混ぜてもらわないとサンゴが心配です。
さて、今年の9月はどうなるでしょうか?
個人的に、9月と10月は沖縄の最高の季節なので、台風の直撃は歓迎しません・・・
(旅行の予定も・・・)
とにかく、皆様におかれましては信頼できる情報を公的機関から得るようにされてください。
気象庁と米軍予報がおすすめです。
台風情報サイト
\台風の最新情報は下記一覧の信頼できる機関もご参考に/
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