マクラーレンW1は、これまでのマクラーレンF1、P1に続く新たなフラッグシップハイパーカーとして、世界中の自動車ファンに衝撃を与えました。
このブログでは、
- W1の特徴
- 過去のF1、P1との違い
- ライバル車候補
- マクラーレンが今後目指す方向性
- リシャールミルとW1のコラボ時計
- McLarenF1チームやドライバーの愛車について
などについて調べました。
結論から言って最高にカッコいい車で、夢しかありません。歴代マクラーレンのクルマではNo1確定です。
もう、ライバルは「次世代型ラ・フェラーリ」だけかもしれません。。
マクラーレンW1の登場
2024年、マクラーレンはその最も強力なハイパーカー「W1」を発表しました。
W1は、伝説の「P1」の後継車として、さらなる進化を遂げています。
この車は、新世代のホーリートリニティ(Ferrari LaFerrari、Porsche 918、McLaren P1)を代表する一台となると考えられています。
W1は、これまでのP1のハイブリッド技術を進化させ、さらなるパフォーマンス向上を実現しています。
そのエンジンは4.0L V8ツインターボエンジンで、928馬力を発生させますが、それだけではありません。
ハイブリッドシステムを組み合わせることで、総出力は1,275馬力に達します。
この圧倒的な出力により、W1は0-100 km/h加速をわずか2.7秒で達成し、最高速度は350 km/hに到達します。
デザインと技術的進化
マクラーレンW1は、デザイン面でも注目すべき進化を遂げています。
P1の特徴的なリアウィングを継承しつつ、新しいスタイルと技術を導入しています。
特に、3Dプリント技術を使用した部品や、F1スタイルのインボードサスペンションは、W1の軽量化に貢献しており、車両重量は1,399 kgと、ライバル車と比べて大幅に軽量となっております。
また、W1のエアロダイナミクスも非常に革新的です。
車体全体にわたる空力デザインは、F1由来のグラウンドエフェクトを利用して、優れたダウンフォースを生み出します。
最大1,000 kgのダウンフォースを発生させることができ、コーナリング性能も飛躍的に向上しています。
リアウィングはレースモードで自動的に上昇し、空気抵抗を最小限に抑えつつも、驚異的なグリップ力を提供します。
パフォーマンス:過去モデルとの比較
W1はその圧倒的なパフォーマンスで、マクラーレンの他のハイパーカーと比較しても際立っています。
F1は1992年に登場し、その最高速度386 km/hで長らく世界最速車の座を保持していました。
その後、2012年にP1が登場し、ハイブリッド技術を導入して903馬力を誇る性能で注目されました。
しかし、W1はそれらをさらに凌ぐ性能を持っています。
特に0-100 km/h加速は、P1の2.8秒よりもわずかに速く、2.7秒を記録しています。
これはW1が後輪駆動でありながらも、圧倒的な軽量化とエアロダイナミクスにより可能となったものです。
また、0-186 mph(約300 km/h)加速は、驚異的な12.7秒で、これはブガッティ・シロンよりも速いタイムです。
独自のデザインと特徴
W1の特徴は、性能だけに留まりません。車内デザインにも大きな変更が施されています。
W1は、航空機のようなスイッチが天井に配置され、またシートは固定式で、ペダルが移動するという斬新なデザインです。これは、軽量化と重心の最適化を目的としたものです。
さらに、W1はガルウィングドアを採用しており、これも空力性能の向上に一役買っています。
これまでのマクラーレンの象徴であったバタフライドアとは異なり、このガルウィングドアは、アストンマーティン・ヴァルキリーやメルセデスの象徴的なドアデザインを彷彿とさせます。
ステアリングには、ハイブリッドブーストとF1マシンでお馴染みのドラッグリダクションシステム(DRS)の2つのボタンが搭載されています。
これにより、ドライバーは一瞬で最大のパワーを引き出すことができ、また直線加速時にはDRSを利用して空気抵抗を減らすことが可能です。
生産と価格
W1は限定399台の生産で、すでにすべての車両が顧客に割り当てられています。
価格は約3億8,000万円という高額ですが、すでに完売しており、今から購入を考える場合は次のマクラーレンハイパーカーまで待つ必要があります。
W1は、単なる自動車以上の存在です。マクラーレンの次世代技術とデザイン哲学が詰まったこの車は、未来のハイパーカーがどうあるべきかを示しています。
そして、このW1と共に、ホーリートリニティは再び私たちの前に姿を現しました。
ライバルになりそうな車種
マクラーレンW1のライバルとなり得る新型車種には、フェラーリのラフェラーリ後継車(F250)やポルシェ918スパイダーの後継車が挙げられます。
特に、ポルシェは電動化を積極的に進めており、「ミッションX」コンセプトカーが話題になっています。
また、ランボルギーニやブガッティも、1000馬力を超えるハイパーカーを次々にリリースしており、W1との競争が激化しています。
マクラーレンF1、P1、W1の比較表
W1は、マクラーレンの象徴的なF1やP1の後継として登場し、V8エンジンにハイブリッドシステムを搭載しています。
公式サイトによると、最大出力は1,275馬力、トルクは1,340Nmと圧倒的な性能を誇ります。
また、重量は1,399kgと軽量化が図られており、パワーウェイトレシオは911馬力/トンです。
以下にそれぞれのスペックを表でまとめました。
特 徴 | マクラーレンF1 (1992) | マクラーレンP1 (2012) | マクラーレンW1 (2024) |
---|---|---|---|
エンジン | 6.1L V12自然吸気 | 3.8L V8ツインターボ + ハイブリッド | 4.0L V8ツインターボ + ハイブリッド |
馬力 | 627馬力 | 903馬力 | 1,275馬力 |
トルク | 651 Nm | 900 Nm | 1,340 Nm |
駆動方式 | 後輪駆動 | 後輪駆動 | 後輪駆動 |
重量 | 1,138 kg | 1,490 kg | 1,399 kg |
0-100 km/h加速 | 3.2秒 | 2.8秒 | 2.7秒 |
最高速度 | 386 km/h | 350 km/h | 350 km/h |
生産台数 | 106台 | 375台 | 399台 |
価格 | 約8,000万円 | 約1億円 | 約2億8,000万円 |
マクラーレンF1 (1992年登場)
世界初の量産車でのカーボンファイバーモノコックを採用し、1998年まで世界最速の市販車として君臨。
中置き運転席とBMW製6.1L V12エンジン(627馬力)で有名です。
マクラーレンP1 (2013年登場)
P1はハイブリッドシステムを備え、総出力903馬力。未来的なデザインと比類なきトラック性能が特徴です。
McLarenのF1チーム
マクラーレンのF1チームは、1963年にニュージーランド出身のブルース・マクラーレンによって設立され、F1史上最も成功したチームの一つです。
これまでに数多くのドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルを獲得し、特に1980年代と1990年代にはアイルトン・セナやアラン・プロストといった伝説的なドライバーが活躍しました。
マクラーレンは、革新的な技術と先進的な設計で知られ、ハイブリッドや電動化にも積極的に取り組んでいます。
特に今年のF1GPではランド・ノリスとオスカー・ピアストリ両ドライバーの活躍もあって、2024/10月現在、去年無敵だったレッドブルレーシングをを抑え、コンストラクターズ(チームタイトル)No1を爆走中です。
車の開発も上手く行っているんですよね、そんな絶好調のF1マシンからのフィードバックが活かされたW1。
相当期待できます。
マクラーレンF1チームのドライバーの愛車
ランド・ノリスの愛車
- マクラーレン 765LT スパイダー: 特別仕様車で、ブルーカーボンファイバーと黄色のアクセントが施され、ノリスのヘルメットカラーにマッチしています。この車はマクラーレン・スペシャル・オペレーションズがカスタム制作し、「ランド・ノリス専用」として知られています。
- AC シェルビー・コブラ 427: クラシックカーの中でも非常に人気のあるモデルで、最近ノリスはこの車をクローム仕様にカスタムしています。
- マクラーレン・セナ: 世界限定500台のハイパーカーで、ノリスの所有する一台はブラックカラー。
- ポルシェ・カレラGTやランボルギーニ・ミウラもノリスのコレクションに含まれており、スーパーカー愛好者の間でも高い評価を受けています(PlanetF1)。
オスカー・ピアストリの愛車
オスカー・ピアストリはまだフォーミュラ1のキャリアが浅いため、ノリスほどの豪華な車コレクションについての情報は少ないですが、今後もマクラーレンの関連車両や彼の所有するハイエンド車に注目が集まることでしょう。
個人的にイチオシのドライバーです。(母親も妹も面白い)
結論:マクラーレンW1が切り開く未来
マクラーレンW1は、その驚異的な性能と革新的なデザインで、ハイパーカーの新たな基準を打ち立てました。
F1、P1の伝統を受け継ぎつつ、W1はさらにその先へと進化しています。
もし次の12年後に、また新たなマクラーレンハイパーカーが登場するとすれば、私たちは再びその未来に期待することができるでしょう。
マクラーレンW1は、技術革新とデザインの融合によって、ハイパーカーの新時代を象徴する存在となりました。
マクラーレンの豊かなF1の歴史と最新の技術が結集したこの車は、自動車愛好者にとって見逃せない一台です。
ぜひ、公式サイトでその実力をチェックしてみてください。
RM 65-01 McLAREN W1:究極のドライバーズウォッチ
マクラーレンW1に合わせて誕生したのが、リシャール・ミルのRM 65-01 McLAREN W1。
このハイテク・クロノグラフは、マクラーレンの革新性と精密さをそのまま体現しています。
自動巻きキャリバーは、高速機構と耐久性を重視して設計され、特にドライバーズウォッチとしての実用性が際立っています。
特徴
- 素材: カーボンTPTとチタンを使用し、極限まで軽量化
- 機能: ラトラパントクロノグラフと瞬時カウント機能
- デザイン: マクラーレンW1のカラーリングを反映した大胆な外観
RM 65-01は、W1オーナーにとってまさに完璧なパートナーです。
500個限定生産で、RM 65-01の価格は€250,000ユーロ(現在の為替レートでは約4070万円)とのこと。
RM 40-01は1億3千万円くらいだったらしいので、RM-65-01は安いですね。。。。
私どもは現実的に、今流行りのLEGOで我慢しますか。
\McLarenのLEGO/
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