👗 はじめに:フランスが“安くて早い服”にストップ?
いま世界で話題になっているのが、フランスの「ファストファッション規制法案」。
SHEIN(シーイン)やTemu(テム)など、激安で新作を次々出す“ウルトラ・ファストファッション”をターゲットにした法律です。
でもこれ、フランスだけの話じゃありません。
日本のファッション企業や、私たち消費者にも影響してくる可能性があるんです。
この記事では、ファッション初心者さんでもわかるように、
「なぜフランスが規制したのか」「どんなブランドが影響を受けるのか」「日本への波及は?」をやさしく解説します。
🇫🇷 フランスのファストファッション法とは?
2024〜2025年にかけてフランス議会で可決されたこの法案は、
「安くて大量・すぐ捨てられる服」を見直すことを目的としています。
主なポイントは以下の3つ👇
- 環境税(エコ課税)
- 2025年から“環境負荷の高い服”1点につき**最大5ユーロ(約800円)**の追加課税。
- 2030年には**最大10ユーロ(約1,600円)**に引き上げ予定。
- 特に大量生産・大量廃棄を繰り返すブランドが対象。
- 広告・SNS宣伝の規制
- インフルエンサーやSNS広告での“激安服の宣伝”を禁止。
- SHEINなどのプロモ投稿も罰則の対象になる見込み。
- 環境情報の開示義務
- ブランドは商品の「素材」「生産地」「二酸化炭素排出量」などを表示する必要があります。
- “エコスコア”のような仕組みで、服の環境負荷が見える化される時代に。
これにより、SHEIN・Temuといった超低価格ブランドは実質的な打撃を受けることになります。

👕 そもそも“ウルトラ・ファストファッション”って何?
「ファストファッション」という言葉は聞いたことがあっても、“ウルトラ”がつくとピンと来ない人も多いはず。
- ファストファッション:H&M、ZARAなど → 数週間〜数ヶ月で新作が出る
- ウルトラ・ファストファッション:SHEIN、Temuなど → 1日に何千型もの新商品が登場!
とにかくスピードと安さ重視で、着用回数も平均7回未満。
「すぐ買って、すぐ捨てる」が前提のスタイルなんです。
🇯🇵 日本ブランドや私たちへの影響
フランスのこの法律、日本企業や消費者にも“静かな波”を起こすと見られています。
🏢 日本のファストファッション企業への影響
- ユニクロ:グローバル展開しているため、欧州での環境規制対応が必須に。
素材やサプライチェーンの透明化がより求められそう。 - GU:トレンド重視・低価格のモデルのため、広告や環境情報の開示で追加コストが発生する可能性あり。
- しまむら:国内中心だが、世界的トレンドの変化に合わせてサステナブル化が求められる流れに。
👩🦳 消費者(40〜50代)の私たちへの変化
- 「安い服」よりも「長く使える服」を選ぶ価値観へ。
- 修理・リユース・リメイクのサービスが増える。
- “買う前に考える”ファッション習慣が自然と広がる。
つまり、安い服をたくさん買う時代から、“お気に入りを大切に着る”時代へ。

🌱 今後どうなる?世界的なトレンドに
フランスの法案は、EU全体の「サステナブル・ファッション戦略」にも影響を与えるとみられています。
近い将来、ヨーロッパで売る服には「環境負荷スコア」が義務づけられる可能性も。
そうなると、日本企業も無関係ではいられません。
“安くて大量”より、“エコで長持ち”をどう実現するかが今後の課題です。
👠 ファッション初心者さんへのアドバイス
「環境とかエコとか難しそう…」と思った人も大丈夫!
今日からできる簡単な行動を3つ紹介します👇
- 安さより“長く着られるか”で選ぶ
素材タグを見て、綿・麻・ウールなど天然素材を選ぶと◎ - 1シーズンだけじゃなく“来年も着られる?”を考える
トレンド服もいいけれど、定番の形を1枚持っておくと長く使えます。 - リユース・リメイクを楽しむ
着なくなった服をフリマアプリに出す、またはリメイクして再利用!

💬 まとめ:ファッションの“新しい時代”が来ている
フランスのファストファッション規制法案は、単なる「税金アップ」ではなく、
**「服をどう作り、どう着て、どう捨てるか」**という考え方そのものを変えるきっかけです。
40代・50代の世代こそ、
「量より質」「安さより心地よさ」でおしゃれを楽しむ時代にぴったり。
これからは、“安くて早い”よりも、
“心地よくて長く着たい”ファッションを選んでいきましょう。
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