【速報】World Beer Cup 2026:日本勢が金5を含む12メダル獲得、受賞ビール全リスト

2026年4月、フィラデルフィアで開催されたWorld Beer Cup 2026で、日本勢が金5・銀4・銅3の計12メダルを獲得。奈良醸造のダブル金賞、山椒・お茶など日本素材ビールの世界評価まで、受賞全リストをカテゴリー別にまとめました。
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「ビールのオリンピック」と称される世界最大級のビール審査会、World Beer Cup(WBC)2026の全結果が発表されました。
今年は大会創設30周年という節目の年。世界50カ国から1,644のブルワリーが腕を競い合う中、日本勢が金5・銀4・銅3、計12メダルという過去最多クラスの結果を残しました。

開催地はアメリカ・フィラデルフィア。
クラフトビールが市民権を得て久しいアメリカの地で、日本のブルワリーがここまで存在感を示すようになったのか、と改めて実感させられる結果です。
受賞銘柄を、メダル別・カテゴリーつきでまとめました。

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🥇 金メダル(Gold)── 5銘柄

今回もっとも目を引くのは、奈良醸造による異なる2部門での金賞ダブル受賞です。
単一ブルワリーが同一大会で複数カテゴリーを制するのは、技術の幅広さと安定感の証明。
関西クラフトの層の厚さを世界に知らしめた結果と言えるでしょう。

銘柄名
ブルワリー
カテゴリー
シルクエール 白 キリンビール(SPRING VALLEY BREWERY) American-Style Wheat Beer
SANSHO LAGER CRAFTROCK BREWING Herb and Spice Beer
LIGHTHOUSE 奈良醸造 Session Beer
FUNCTION 奈良醸造 American-Belgo-Style Ale
Flint Bighand Bros. Beer Experimental IPA

京都・西陣を拠点とするBighand Bros. BeerがExperimental IPA「Flint」で金賞という結果も痛快です。
西陣といえば伝統工芸のイメージが強い街ですが、そこからビール界の最先端を走るビールが生まれているというのは、なんとも日本らしい話です。


🥈 銀メダル(Silver)── 4銘柄

ピルスナー部門には今大会だけで201銘柄が出品されたといいます。
その激戦区で銀を持ち帰ったCRAFT BEER BASEの「Southern German Style Pilsner」は、数字だけでその難易度が伝わってきます。
また、スタウトの名門とも言える箕面ビールが「Classic Irish-Style Dry Stout」部門で受賞したのも、長年の積み上げを感じる結果です。

銘柄名
ブルワリー
カテゴリー
Southern German Style Pilsner CRAFT BEER BASE German-Style Pilsener
豊潤ラガー496 キリンビール(SPRING VALLEY BREWERY) American-Style Amber Lager
スタウト 箕面ビール Classic Irish-Style Dry Stout
AJB Cassis Barrel Anglo Japanese Brewing Co. Wood- and Barrel-Aged Sour Beer

🥉 銅メダル(Bronze)── 3銘柄

新興ブルワリーの名前がここに並んでいるのも、今年の日本クラフトシーンの健全な広がりを示しています。
うちゅうブルーイング(山梨)の「宇宙PILS」はクラフトファンにはおなじみの存在。
そして家守堂の「茶かぶき」はSpecialty Saison部門──日本茶とベルギースタイルの交差点で世界に認められるとは、これもまた面白い。

銘柄名
ブルワリー
カテゴリー
宇宙PILS うちゅうブルーイング West Coast-Style Pilsener
ConixブルートIPA リパブリュー Experimental IPA
茶かぶき 家守堂 Specialty Saison

2026年大会を振り返って

今回の結果を俯瞰すると、いくつかの流れが見えてきます。

まず「地方クラフトの底上げ」
奈良醸造のダブル金賞に代表されるように、東京だけでなく関西・地方のブルワリーが世界の舞台で存在感を示しました。
Bighand Bros. Beer(京都・西陣)も含め、関西勢の勢いは特筆に値します。

次に「日本素材の再発見」
山椒を使った「SANSHO LAGER」や、お茶を用いた「茶かぶき」が国際審査員に評価されたことは、単なる物珍しさではなく、日本独自の素材と発酵技術の組み合わせが本質的に面白いと認められた結果だと思っています。

大手と地方クラフト、老舗と新興、和素材と正統スタイル──バランスよく受賞が分布していることが、日本のビールシーンの成熟度を物語っています。個人的には、受賞銘柄を一本ずつ飲み比べる旅でも計画したくなる、そんな結果でした。

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