アンソロピック(Anthropic)の上場日は、2026年9月16日時点ではまだ正式に決まっていません。
ただ、報道を突き合わせると、最有力は「10月下旬〜11月3日の米中間選挙の直前」です。
生成AI「Claude(クロード)」の開発元で、想定時価総額は最大2兆ドル(約304兆円)。
実現すれば、今年6月のスペースXを抜いて史上最大のIPO(新規株式公開)になります。
ちなみに、生みの親がいつ上場するのかをClaudeに聞いても、答えは返ってきません。本人も知らないので。
そして、日本の個人投資家にとって一番気になるのが「日本から公開価格で申し込めるのか」です。
ここには、スペースXのときに起きた”ある前例”と、日本のメガバンク3社の名前が関わってきます。
この記事では、上場日程・評価額・購入方法・大株主・株価の考え方までを、「確定した事実」と「報道ベースの情報」を分けて整理します。
新しい発表があるたびに、このページを更新していきます。
※円換算は1ドル=152円で統一しています。
- アンソロピックの上場はいつ?最有力は「11月3日の米中間選挙の直前」
- そもそもアンソロピックとは?「Claude(クロード)」を作っている会社
- アンソロピックの評価額(企業価値)はいくら?1年ちょっとで10倍超の値札
- 上場先はナスダック、主幹事はモルガン・スタンレーとゴールドマン・サックス
- アンソロピックの証券コード(ティッカー)と公開価格は?
- Anthropic IPOの購入方法は?日本から買える?(楽天証券・SBI証券)
- アンソロピックの大株主は誰?アマゾンもグーグルも”運転席”には座れない
- アンソロピックの株価予想は?当てにいく前に持っておきたい3つの物差し
- OpenAIの上場はいつ?「降りた」OpenAIと「走る」アンソロピック
- 【25年投資家の視点】S-1が公開されたら、真っ先に読む3カ所
- まとめ:アンソロピックIPOは「9月下旬のS-1公開」から一気に動く
- よくある質問
- 更新履歴
- 主な参照元
アンソロピックの上場はいつ?最有力は「11月3日の米中間選挙の直前」
結論から言うと、アンソロピックはまだ上場日を発表していません。
会社自身が公表しているのは、6月1日に米SEC(証券取引委員会)へ上場申請書類「S-1」を非公開で提出した、というところまでです。
一方で、報道ベースの日程はかなり具体的になってきました。
9月初旬の報道では、S-1の一般公開が9月下旬、投資家向け説明会(ロードショー)が早くて10月中旬、上場目標は10月下旬とされています。
ロイターも、11月の中間選挙前に上場を終える可能性を伝えています。
「9月上場」はなぜ後ろ倒しになったのか
夏の時点では「早ければ9月か10月」と言われていました。
ずれた理由は、主に2つ考えられます。
1つ目は、ルール上の順番です。
米国では、ロードショーを始める少なくとも15日前までに、財務情報を含むS-1を公開する必要があります。
S-1が9月下旬なら、ロードショーはどう急いでも10月中旬。上場はその後です。
2つ目は、お金の準備です。
アンソロピックは世界の17の銀行と、150億ドル(約2兆2,800億円)規模の融資枠(必要なときに引き出せる借入枠)をまとめていました。
報道では、これを上場前に固めきることが遅れの一因とされています。
上場の前に、まず財布の底を固めておきたかったわけです。
次に見るべき日付は3つだけ
- S-1の一般公開(9月下旬予定):売上、赤字、リスク、大株主が初めて公式に明かされる日
- ロードショー開始(10月中旬以降):公開価格の目安(価格帯)が見えてくる時期
- 上場日(中間選挙前が有力):ティッカーが確定し、誰でも市場で買えるようになる日
このうち、日本の個人投資家にとって一番”急な”イベントになりうるのは、実は2つ目のロードショーです。
理由は、後半の「購入方法」の章で説明します。
そもそもアンソロピックとは?「Claude(クロード)」を作っている会社
アンソロピックは、2021年にOpenAI(ChatGPTの開発元)を離れたダリオ・アモデイ氏と、妹のダニエラ・アモデイ氏らが立ち上げた米国のAI企業です。
日本語では「アンソロピック」「アンスロピック」と表記が揺れますが、どちらも同じ会社を指しています。
特徴は、稼ぎ方がChatGPTとほぼ逆なことです。
個人向けのサブスクよりも、企業や開発者がAPI(自社のシステムに組み込んで使う窓口)経由でClaudeを使う売上が中心で、全体の約8割を占めるとされます。
そして、伸び方が普通ではありません。
年換算の売上ペースは、2024年1月の8,700万ドル(約132億円)から、2025年末に約90億ドル(約1兆3,700億円)、2026年5月に470億ドル(約7兆1,400億円)。
7月には650億ドル(約9兆8,800億円)に達したと報じられています。
2年半で、ざっと750倍です。
投資家に示された見通しでは、2026年4〜6月期に約5億5,900万ドル(約850億円)の営業黒字を出し、創業以来初の四半期黒字になるとされていました。
ただし、創業からの累計ではまだ大きな赤字を抱えています。
アンソロピックの評価額(企業価値)はいくら?1年ちょっとで10倍超の値札
直近の資金調達(2026年5月のシリーズH)での評価額は、9,650億ドル(約147兆円)です。
上場時の目線としては、銀行側で1.5兆ドル(約228兆円)という数字が議論され、ロイターは約2兆ドル(約304兆円)での上場と、最大1,000億ドル(約15兆2,000億円)の資金調達を目指していると報じました。
比較対象になるのが、6月に上場したスペースXです。
上場時の企業価値は1.75兆ドル(約266兆円)。調達額は追加の売り出し分を含めて850億ドル超(約13兆円)で、サウジアラムコを抜いて史上最大のIPOになりました。
アンソロピックが1,000億ドル規模を集めれば、その記録をわずか4〜5カ月で塗り替えることになります。
未上場時の9,650億ドルから、上場時に2兆ドル。半年足らずで値札が2倍になる計算です。
「さすがに高すぎないか?」という疑問は当然で、これは後半の「株価予想」の章で、物差しを使って考えます。
上場先はナスダック、主幹事はモルガン・スタンレーとゴールドマン・サックス
ブルームバーグは9月13日(米国時間)、アンソロピックが上場先にナスダックを選んだと報じました。
関係者の話で、会社の正式発表ではありません。
ナスダックは、6月にスペースXの上場を勝ち取った取引所でもあります。
上場主幹事(取りまとめ役)はどこ?
主幹事とは、上場時の値付けや投資家集めを仕切る”幹事役”の金融機関のことです。
英フィナンシャル・タイムズなどの報道で名前が挙がっているのは、次の顔ぶれです。
- モルガン・スタンレー(米大手投資銀行):筆頭の主幹事(リード・レフト)
- ゴールドマン・サックス(同):上場直後の値動きを落ち着かせる「安定操作」の担当
- JPモルガン・チェース(米最大の銀行):6月の時点で主幹事の一角と報道
- シティグループ(米大手銀行)、バークレイズ(英大手銀行):重要な役割を担う見通し
いずれも報道ベースで、正式な顔ぶれはS-1の公開で確定します。
そしてこの「幹事団に誰が入るか」は、実は日本から申し込めるかどうかに直結します。
これも購入方法の章で詳しく触れます。
エヌビディアが「アンカー投資家」として最大100億ドルを検討
9月中旬、ロイターは、エヌビディアが最大100億ドル(約1兆5,200億円)をアンカー投資家として投じる方向で協議していると報じました。
アンカー投資家とは、上場前から「これだけ買います」と手を挙げて、ほかの投資家を安心させる”錨(いかり)”役のことです。
ただ、構図を冷静に見ると少し笑えます。
アンソロピックはエヌビディアの半導体を大量に使うお得意様で、2025年11月には、エヌビディアのチップを積んだマイクロソフトのクラウドを300億ドル(約4兆5,600億円)分購入する約束もしています。
お得意様の株を買って上場を支え、お得意様はその資金でまた計算資源を買う。
うさぎ技研の読者なら、この形に見覚えがあるはずです。そう、循環です。

ちなみに、アモデイ氏が「AI業界は開発のペースを落とすべきだ」という論考を出した後、半導体株が売られる流れの中で、エヌビディア株は米国市場の取引開始前に約3%下落しました。
錨を下ろす予定の船が、船長の「スピードを落とせ」でさっそく揺れた格好です。
アンソロピックの証券コード(ティッカー)と公開価格は?
9月16日時点で、どちらもまだ決まっていません。
そもそも米国株には、日本株の「7203(トヨタ)」のような4桁の証券コードがありません。
代わりに使うのが、アルファベットの「ティッカー」です。スペースXなら「SPCX」。
アンソロピックのティッカーは、S-1や上場直前の発表で明らかになります。
公開価格(1株いくらで売り出すか)も同じです。
米国のIPOでは、ロードショーを始めるタイミングで価格の幅が示され、投資家の注文状況を見て最終的な公開価格が決まるのが一般的です。
参考までに、スペースXの公開価格は135ドル(約2万520円)でした。
Anthropic IPOの購入方法は?日本から買える?(楽天証券・SBI証券)
アンソロピック株を手に入れるルートは、大きく2つあります。
スペースXのときは、楽天証券とSBI証券から公開価格で申し込めた
本来、米国のIPOに日本の個人投資家が上場前から申し込める機会は、ほとんどありません。
ところが今年6月のスペースXでは、その例外が起きました。
スペースXの幹事団に入っていた米国みずほ証券が、日本での販売をみずほ証券、楽天証券、SBI証券に委託。
ネット証券で実際に申し込み(需要申告)を受け付けたのは、楽天証券とSBI証券の2社でした。
両社にとって、米国IPO株を上場前に取り扱うのはこれが初めてです。
- 申込期間:SBI証券は6月5日〜11日午前10時59分。約1週間の短期決戦
- 必要な口座:総合口座と、外国株の取引口座
- 決済:楽天証券は円、SBI証券は米ドル
- NISA:当選した株を、成長投資枠で買うこともできた
アンソロピックで日本への配分はある?カギは「日本のメガバンク」
9月16日時点で、日本の証券会社からアンソロピックIPOの取り扱い発表は出ていません。
ただ、無視できない材料があります。
アンソロピックが上場前にまとめた150億ドルの融資枠には、みずほフィナンシャルグループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループの3メガバンクも名を連ねています。
ブルームバーグによると、融資枠で上位に入った銀行ほど、その後の上場でも積極的な役割を担いやすく、企業は融資枠を固めてから上場での役割を銀行に伝えるのが一般的です。
つまり融資枠は、幹事団の座をめぐる”前哨戦”でもあります。
ただし、融資枠を率いるのはモルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス、JPモルガン、シティグループの4行で、3メガバンクは上位ではなく参加行の一角という位置づけです。
とはいえ、筆頭主幹事と報じられているモルガン・スタンレーは、日本で三菱UFJと合弁の証券会社を運営しています。
もちろん、融資枠に入ったからといって、日本の個人向けに株が配られる保証はありません。
ただ、スペースXで「幹事団の日本系金融機関→日本のネット証券」という流れを見た後だと、見過ごすには惜しい材料です。
アンソロピックでも日本での取り扱いが決まれば、ロードショーの時期に同じような短期決戦になる可能性があります。
冒頭で「一番急なイベントはロードショー」と書いたのは、このためです。申し込みを考えている人は、外国株の取引口座があるかどうかだけでも先に確認しておくと、慌てずに済みます。
上場後に市場で買う場合の注意点
抽選に外れても、そもそも申し込めなくても、上場後は普通の米国株として買えます。
楽天証券、SBI証券、マネックス証券など、米国株を扱う主要な証券会社であれば取引できる可能性が高いでしょう。
注意したいのは、上場初日の注文受付の開始時間が証券会社ごとにバラバラなことです。
スペースXでは、マネックス証券が上場日の昼12時から注文を受け付けた一方、松井証券は初値が付いてからの受付でした。
もうひとつ、時差にも気をつけてください。
米国の株式市場は、夏時間なら日本時間の22時30分に開きます。
ところが2026年の米国は11月1日に冬時間へ切り替わり、そこからは23時30分の開始です。
上場が中間選挙の直前にずれ込めば、ちょうどこの切り替えにぶつかります。
しかも大型IPOの初値は、取引開始から数時間後に付くことも珍しくありません。
「22時半から待っていたのに何も起きない」という悲劇は、たった1時間の差で起きます。
アンソロピック株はNISA(成長投資枠)で買える?
上場後、各証券会社で米国株として取り扱いが始まれば、成長投資枠の対象になると考えられます。
スペースXでは、IPOの当選分を成長投資枠で買うこともできました。
ただし、どの証券会社でいつから対象になるかは、各社の発表で確認してください。
「今なら上場前の株が買える」という話には近づかない
大型IPOの前には、「上場前の株を特別にお譲りします」という勧誘が必ず湧いてきます。
アンソロピックは公式サポートページで、取締役会の承認を得ていない株式の売却や譲渡は無効で、会社の記録上も一切認めないと明言しています。
5月の更新では、無許可で株を扱っているとする8つの取引プラットフォームを名指ししました。
さらに、トークン化した証券や先渡し契約などで一般向けに株を売ると称する第三者は、詐欺か、価値のない投資である可能性が高いとまで警告しています。
つまり、そういう”特別な株”は、会社から見れば存在しない株です。

アンソロピックの大株主は誰?アマゾンもグーグルも”運転席”には座れない
アンソロピックは未上場なので、株主名簿は公開されていません。
正確な持ち株比率は、S-1で初めて明らかになります。
現時点で分かっている範囲を整理します。
- アマゾン:
外部投資家としては最大。これまでに80億ドル(約1兆2,160億円)超を投じ、追加出資の約束もある。
比率は非公表で、アナリストの推計では10%台半ば - グーグル(アルファベット):
2025年の米独占禁止法裁判の資料で、約14%を保有していることが判明。上限15%で、議決権はなし - マイクロソフト:
2025年11月に最大50億ドル(約7,600億円)の出資を表明 - エヌビディア:
同じく最大100億ドル(約1兆5,200億円)の出資を表明 - 投資ファンド:
シリーズGを主導したGIC(シンガポールの政府系ファンド)とコーチュー(米投資会社)、シリーズHを主導したアルティメーター、ドラグーナー、グリーンオークス、セコイア(いずれも米国の有力投資会社)など - 創業者・社員:
まとまりとしては最大の持ち主とみられるが、比率は非公表
面白いのは、アマゾンもグーグルも、これだけ出資しながら取締役の席も議決権も持っていないとされる点です。
アンソロピックは「PBC(公益法人)」という会社形態をとり、さらに「長期利益信託(LTBT)」という独立した組織が取締役の選任に関わる仕組みを持っています。
ざっくり言えば、「株をたくさん持つ人=会社の舵を握る人」にならないよう設計された会社です。
兆円単位を払っても、運転席どころか助手席にも座れません。
投資家から見ると、これは長所にも短所にもなります。
目先の株価より安全性を優先する判断ができる一方で、株主の声は経営に届きにくい。
上場後に会社が「減速」を選んだとき、株主はそれを止められない、ということでもあります。
上場前に”間接的に”関われる銘柄は?
上場前でも、アンソロピックと資本関係のある上場企業の株なら買えます。
たとえばアマゾンは、2026年1〜3月期だけで、アンソロピック株の値上がりによって168億ドル(約2兆5,500億円)の税引前利益を計上したと報じられています。
- アマゾン(AMZN)
- アルファベット(GOOGL)
- エヌビディア(NVDA)
- マイクロソフト(MSFT)
ただし、これらの巨大企業にとってアンソロピックは事業の一部にすぎず、「アンソロピックの評価が上がれば必ず株価も上がる」わけではありません。
本記事は、特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。
アンソロピックの株価予想は?当てにいく前に持っておきたい3つの物差し
正直に言います。上場後の株価を当てられる人はいません。
そもそも発行株数も公開価格も決まっていないので、「1株いくらになるか」は計算すらできない段階です。
その代わり、25年間相場を見てきた立場から、値札が妥当かどうかを考えるための物差しを3つ置いておきます。
物差し① 時価総額は「今の売上ペースの何年分」か
2兆ドルを、7月時点の年換算売上650億ドルで割ると、約31倍になります。
つまり、今の売上ペースが31年続いて、ようやく届く値札です。1.5兆ドルでも約23倍あります。
成長率が異常に高い会社なので、この倍率だけで「割高」とは言い切れません。
ただし、注意点が2つあります。
1つは、年換算売上は直近の売上ペースを1年分に引き伸ばした”瞬間風速”で、1年間の実績とは違うこと。
もう1つは、クラウド経由の売上を総額で計上しているため、競合と比べて売上が大きく見えているのではないか、という指摘がアナリストから出ていることです。
S-1で会計の中身が見えるまでは、この数字を「スピードメーターの最高値」くらいに受け止めておくのが安全です。
物差し② スペースXは「上場後の3カ月」でこう動いた
公開価格135ドルに対して、初値は150ドル。
その後225.64ドルまで駆け上がり、8月初旬には104.83ドルまで沈みました。
高値から見れば、半値以下です。
9月11日の終値は151.21ドルで、ようやく公開価格を1割ほど上回る水準に戻っています。
IPO研究の第一人者として知られる米フロリダ大学のジェイ・リッター教授によると、1980年以降の米国IPOは、上場初日に平均19%上昇しています。
一方で、大型IPOほど上場後1年以内に大きく値を下げやすい傾向も指摘されています。
初日の花火と、その後の長い夜。アンソロピックでも、この両方を見ておく必要があります。

アンソロピックIPOを考えるうえでの”先輩”の値動き
物差し③ ロックアップ(売却禁止期間)がいつ明けるか
ロックアップとは、上場前からの株主が一定期間、株を売れないようにする約束のことです。通常は180日ほど。
満員電車で、乗客全員が同じ駅で降りようとしたら何が起きるか。
期間が明けた日に売りがまとめて出て、株価が崩れやすくなります。
スペースXでは8月6日に、内部関係者が持つ約9億1,150万株が売却できるようになりました。
アンソロピックはこれを避けるため、上場時に一部の既存株主の売却を認める代わりに、残りの株は180日より長く縛る案を検討していると、米テック専門メディアのThe Informationが報じています。
社員の売却も、あらかじめ決めた計画に沿って自動的に売る仕組みにする案が出ています。
要するに、”降りる駅”を分散させる設計です。
どこまで実行されるかは、S-1のロックアップ条項で確認できます。
※この章は株価の考え方を整理したもので、投資を勧誘するものではありません。投資判断は、S-1(目論見書)など最新の開示を確認のうえ、ご自身で行ってください。
OpenAIの上場はいつ?「降りた」OpenAIと「走る」アンソロピック
ライバルのOpenAIは、正反対の道を選びました。
サム・アルトマンCEOは9月12日、米経済誌フォーチュンの取材に対し、安全性をめぐる状況を理由に2026年中の上場を否定しています。
出来事が起きる確率に賭ける予測市場ポリマーケットでは、OpenAIの年内上場の確率が、一時の60%超から4%まで落ちました。
皮肉なのは、同じ9月12日に、アンソロピックのアモデイCEOが「AI業界は開発のペースを落とすべきだ」という論考を公開していることです。
減速を訴えた会社の上場準備は、まったく減速していません。
この座りの悪さについては、別の記事で一次資料から詳しく整理しています。
【25年投資家の視点】S-1が公開されたら、真っ先に読む3カ所
S-1は数百ページに及ぶ分厚い書類です。
全部読むのはClaudeに任せるとして、人間が自分の目で確かめておきたい場所は3つです。
S-1が公開されたら、この3点に沿って中身をこの記事に追記します。
まとめ:アンソロピックIPOは「9月下旬のS-1公開」から一気に動く
- 上場日は未発表。最有力は10月下旬〜11月3日の中間選挙前
- 上場先はナスダック、主幹事はモルガン・スタンレーやゴールドマン・サックスなど(いずれも報道)
- 想定時価総額は最大2兆ドル(約304兆円)、調達額は最大1,000億ドル(約15兆2,000億円)で、実現すれば史上最大
- 日本から公開価格で申し込めるかは未発表。ただし、スペースXの前例と融資枠に並ぶ3メガバンクは注目材料
- 株価は「売上の何倍か」「スペースXのその後」「ロックアップ」の3つの物差しで冷静に
次の山場は、9月下旬のS-1公開です。
この記事は、S-1の公開、ロードショーの開始、日本での取り扱い発表、そして上場日のたびに更新します。
見逃したくない方は、このページをブックマークしておいてください。
よくある質問
- Qアンソロピックの上場はいつですか?
- A
2026年9月16日時点で、正式な上場日は発表されていません。報道では、上場申請書類(S-1)の一般公開が9月下旬、ロードショーが10月中旬以降とされ、11月3日の米中間選挙前に上場を終える可能性が高いとみられています。
- Qアンソロピックの大株主は誰ですか?
- A
外部投資家ではアマゾンが最大とされ、グーグルは約14%(上限15%、議決権なし)を保有していることが裁判資料で判明しています。ほかにマイクロソフト、エヌビディア、GIC、セコイアなどが出資しています。正確な比率はS-1の公開で明らかになります。
- QAnthropicの企業価値(評価額)はいくらですか?
- A
2026年5月の資金調達時点で9,650億ドル(約147兆円)です。上場時については、1.5兆〜2兆ドル(約228兆〜304兆円)が議論されていると報じられています。
- Qアンソロピックの上場主幹事はどこですか?
- A
報道では、モルガン・スタンレーが筆頭、ゴールドマン・サックスとJPモルガン・チェースが主幹事の一角とされ、シティグループやバークレイズも重要な役割を担う見通しです。正式な顔ぶれはS-1で確定します。
- Qアンソロピックの証券コード(ティッカー)は何ですか?
- A
まだ決まっていません。米国株は4桁の証券コードではなく、アルファベットのティッカーを使います。上場先はナスダックと報じられており、ティッカーはS-1や上場直前の発表で明らかになります。
- Q楽天証券やSBI証券で、アンソロピックのIPOに申し込めますか?
- A
9月16日時点で取り扱いの発表はありません。2026年6月のスペースXでは、両社が公開価格での抽選申し込みを受け付けた前例があり、今後の発表が注目されます。上場後は、米国株を扱う証券会社で購入できる見込みです。
- Qアンソロピック株はNISAで買えますか?
- A
上場後、各証券会社で米国株として取り扱いが始まれば、成長投資枠の対象になると考えられます。スペースXではIPOの当選分を成長投資枠で購入できました。対象になる時期は各社の発表を確認してください。
- Q今、アンソロピックの株を買うことはできますか?
- A
上場前の株を個人が買う方法は、基本的にありません。同社は取締役会の承認のない株式の売却や譲渡を無効とし、一般向けに株を売ると称する第三者は詐欺の可能性が高いと警告しています。「上場前の株を譲る」という勧誘には十分な注意が必要です。
更新履歴
- 2026年9月16日:記事を公開
- アンソロピック(Anthropic)上場はいつ?IPO日程・評価額304兆円・楽天証券/SBI証券で買えるか【9/16最新】

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- Claude Fable 5.1(フェイブル5.1)とは? OpenAI”Astra”との頭脳戦も|解説は高校生級、お金の話はMythos級

- Claude電子透かしはいつから?仕組み・検出方法・消える条件を解説

主な参照元
- Anthropic 公式発表(2026年6月1日、S-1の非公開提出)、公式サポートページ(無許可の株式譲渡に関する注意喚起)
- ブルームバーグ、Business Insider(2026年9月13日、ナスダック選定)
- ブルームバーグ(2026年9月3日、150億ドルの融資枠と参加銀行)
- ロイター(2026年9月、エヌビディアのアンカー投資協議、調達規模、上場時期)
- フィナンシャル・タイムズ(2026年9月、主幹事の役割分担)
- The Information(2026年8月27日、既存株主の売り出しとロックアップ)
- フォーチュン(2026年9月12日、サム・アルトマン氏への取材)
- ウォール・ストリート・ジャーナル(2026年、四半期の営業黒字見通し)
- 楽天証券、SBI証券の公表資料(2026年6月、スペースXのIPO取り扱い)
- Forbes JAPAN、TradingKey(スペースX株の上場後の値動き、ロックアップ解除)
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