🛳️にっぽん丸を那覇で見かけて一目惚れした話
先日、那覇の若狭を散歩していたときのこと。
あいにくの曇り空の下、堂々と品良く停泊する白い客船を見つけました。
それが にっぽん丸。
クルーズの「ク」の字も知らない私でしたが、あのゆったりとした佇まいに「いつか乗ってみたいなぁ…」という気持ちが湧いてきました。
調べてみると、にっぽん丸は日本のクルーズ文化を支えてきた名船であることを知り、さらに驚くことに——
2026年で引退が決まっているという事実に出会いました。
🇯🇵にっぽん丸はなぜ引退するのか?
にっぽん丸は1990年就航。
30年以上にわたり日本の海を走り続けたベテラン船です。
では、なぜ引退するのか?

主な理由
- 老朽化に伴う大型アップデートの必要性
- 環境基準の強化(燃費・排ガス対策)
- 次世代クルーズ需要に向けた新造船計画
近年、世界基準では「より静か」「より環境に優しい」クルーズ船が求められており、30年以上前の設計ではアップデートが難しい部分も出てきます。
つまり、
にっぽん丸の引退は“終わり”ではなく、進化のための区切り
と言えます。
🚢後継船はどうなる?新造船はあるの?
三井オーシャンクルーズは、すでに最新鋭の新造船**「MITSUI OCEAN FUJI(2024年就航)」**を導入しています。
にっぽん丸の “純日本的おもてなし” を継承しつつ、
- 最新環境基準に対応
- スイート比率アップ
- ダイニング・スパ・スイート専用ラウンジなど強化
と、まさに“次世代の日本ラグジュアリークルーズ” へ進化しています。
にっぽん丸の精神は、新しい船へしっかり引き継がれています。
🛳️にっぽん丸の特徴(富裕層から愛される理由)
にっぽん丸の魅力は、外観の美しさだけではありません。
実際に調べると、「富裕層に選ばれる理由」がとてもはっきりしています。
① 食事の質が日本のクルーズ船でトップクラス
- ソムリエ田崎真也氏監修のワインセレクション
- 産地直送の食材を生かした和洋コース
- 名物の“にっぽん丸特製カレー”はファン多数
- 寿司バー・潮彩など、船内で贅沢に寿司を味わえる
海外船のような大量調理ではなく、
**「レストランの味を海の上で」**が実現されている点が特徴。
② 日本品質の“丁寧なおもてなし”
- 乗務員が非常に親切
- 日本語対応の安心感
- 小規模船ゆえの距離の近さ
- 乗客層が比較的落ち着いている
富裕層からの評価が高いのは、
**「気疲れしない」**点だと言えます。

③ 船の規模がちょうど良い(大きすぎない)
総トン数は約22,000トン。
巨大客船に比べて小回りが利き、
寄港地観光がスムーズです。
- 小型船→ゆったり・優雅
- 超大型船→アトラクション的楽しさ
にっぽん丸は前者。
**“高級旅館に乗って移動する”**感覚が近いです。

🏨にっぽん丸の客室(種類・特徴)
客室は大きく分けて以下のタイプ。
- グランドスイート(最上級)
- ビスタスイート
- デラックス
- スーペリアツイン
- コンフォートステート
- スタンダードステート(最も一般的)
最上級「グランドスイート」
富裕層に最も人気のある客室がこちら。
魅力ポイント
- 大型バルコニー付き
- 100m²超のスイート仕様
- 食事は優先ダイニングへ
- ルームサービスが充実
- 船内最上レベルの静かさとプライベート感
“ホテルのスイートがそのまま海に浮かんでいる”印象です。
💴にっぽん丸の乗船料金(相場感)
コースによって幅はありますが、
● 2泊3日
約10万〜30万円(客室グレードによる)
● 5〜6泊
約20万〜80万円
● 長期クルーズ(20〜40日)
100万円〜400万円台
特にスイートは「完売」になることが多く、
富裕層からの指名買いが続く人気客室といえます。
🚢他のクルーズ船との比較
● 海外大型船(MSC、プリンセスなど)
- エンタメ豊富
- コスパ良い
- 乗客数が多くにぎやか
- “非日常のテーマパーク”型
● にっぽん丸
- 静かで上質な時間
- 日本語・和のおもてなし
- 食事の質が段違い
- 乗客数が少ないため快適
- 海外船よりラグジュアリー寄り
つまり、
にぎやかさより “上質さと落ち着き” を求める方は、にっぽん丸の方が満足度が高い
という構図です。
■ にっぽん丸と他の人気クルーズ船を比較表
| 船名 | 特徴 | 雰囲気 | 価格帯 |
|---|---|---|---|
| にっぽん丸 | 和食・サービス・小型船で寄港地が多い | 落ち着き・大人向け | 中〜高 |
| MITSUI OCEAN FUJI | 巨大リゾート・圧倒的設備 | 国際的・華やか | 中〜高 |
| 飛鳥II | 日本最上級クラスのラグジュアリー | フォーマル・優雅 | 高 |
| MSC ベリッシマ | 外航大型船のエンタメが強い | にぎやか | 低〜中 |
| ダイヤモンド・プリンセス | 温泉や日本向け設備 | 家族・初心者 | 中 |
にっぽん丸は
「食事・静けさ・寄港地重視の大人旅」
という、独特のポジションでした。









💁富裕層が「にっぽん丸に乗るべき」理由
富裕層向けの価値は特に以下の点に凝縮されます。
① “時間そのものを味わう旅”だから
にっぽん丸は派手なアトラクションではなく、
ゆったりとした時間を楽しむための船。
- 仕事で忙しい
- プライベートでは静かな環境が欲しい
そんな方に最適です。
② 乗客の質が高く、落ち着いている
にっぽん丸の乗客層は比較的ハイクラス。
船内の雰囲気がとても上品です。
「騒がしい環境が苦手」という方には大きなメリット。
③ 少人数で“密度の高いサービス”が受けられる
大型船では1隻で4,000人以上が当たり前ですが、
にっぽん丸は乗客数が約500人前後。
スタッフの目が行き届き、
高級旅館並みのケアが期待できます。
🛳️にっぽん丸が引退する前に、一度は乗るべき理由
2026年引退というタイムリミットがあるため、
“今しか乗れない船”となっています。
特に富裕層の方は、
後継船が誕生する前の「日本の名船」を体験できる最後のチャンス
と言えます。
日本のクルーズ史に残る名船に乗ることは、
確実に人生の良い思い出になります。
まとめ
この記事を書きながら私自身も、
「これは一度は乗っておかないと損だ…」
と本気で思いました。
もしあなたも同じように
“にっぽん丸、気になるな”
と思ったなら、まずは最新の料金や空き状況をチェックしてみてください。
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