2025年5月、米フォーブスが発表した「世界で最も稼いだアスリート」ランキング。
ついに日本人として、いやアジア人としても歴史的な快挙が達成されました。
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が、堂々の【世界第9位】にランクイン。
その推定年収は、なんと1億250万ドル(約159億円)。
40代以上の方にとって、「年収100億円」という数字は、まさに現実離れした異次元の世界かもしれません。
しかし、この快挙には、単なる契約金や広告収入以上の「時代の変化」が詰まっています。
この記事では、2025年のランキングを振り返りながら、大谷翔平という存在がなぜ世界に通用するのかを深掘りしていきます。
| 順 位 | 名 前(競技) | 推定年収(ドル) |
|---|---|---|
| 1位 | クリスティアーノ・ロナウド(サッカー) | $275M |
| 2位 | ステフィン・カリー(バスケットボール) | $156M |
| 3位 | タイソン・フューリー(ボクシング) | $146M |
| 4位 | ダック・プレスコット(アメフト) | $137M |
| 5位 | リオネル・メッシ(サッカー) | $135M |
| 6位 | レブロン・ジェームズ(バスケット) | $133.8M |
| 7位 | フアン・ソト(野球) | $114M |
| 8位 | カリム・ベンゼマ(サッカー) | $104M |
| 9位 | 大谷翔平(野球) | $102.5M |
| 10位 | ケビン・デュラント(バスケット) | $101.4M |
この顔ぶれを見て驚くのは、野球選手が3人もランクインしている点。
そして、その中で唯一のアジア人が、大谷翔平という存在です。
1億250万ドルという巨額収入は、どのように構成されているのでしょうか?
ドジャースとの契約総額は10年7億ドル(約1,050億円)。
しかし、2024年〜2025年の年俸は“たったの”200万ドルほど。
実はこの契約、後払い型で、将来に大部分の支払いを先送りする形。
チームの資金余裕を残す“思いやり”とも言える内容です。
ここが圧倒的。
フォーブスによれば、大谷の広告収入は**約1億ドル(約155億円)**と推定されており、これはランキング上位でもトップクラス。
Nike、Asics、Seiko、Kose、Mizunoなど、日米の有名企業がこぞってスポンサー契約を結んでいます。
まさに「ブランドとしての大谷」が、ひとつの経済圏を築いているのです。
大谷の魅力は、単に二刀流のスーパープレーヤーであるというだけではありません。
これは、40代以上の方が「信頼したくなる人間像」とも重なります。
かつてイチローが持っていた“孤高の美学”を、より現代的なバランス感覚で昇華させているのが大谷なのです。
今回のランキングを見て分かるのは、かつて“野球はアメリカ内のみのマネーゲーム”だったという時代は、終わりつつあるということです。
このような背景の中で、「世界で戦える野球選手」という存在が、再評価されつつあります。
そしてその中心にいるのが、大谷翔平というわけです。
40代になると、会社や家庭など「守るべきもの」が増えます。
そんな中で、大谷翔平の生き方は、私たちに以下のような示唆を与えてくれます。
→ 後払い契約が象徴する「信頼の積み上げ」
→ 広告価値は“人間性”から生まれる
→ 才能以上に求められる姿勢
大谷翔平という名前は、もはや「日本の誇り」ではありません。
世界の基準を変えたアスリート
そう呼ばれる日も、遠くないでしょう。
40代、50代になっても、彼の姿から学び、誇りに感じることができる。
そんな“稀有な存在”が、同じ時代に生きていることを、私たちはもっと噛み締めてもいいのではないでしょうか。
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